妊娠したっ! -回顧録ー

2010年6月9日

仕事先の病院で元産科病棟の師長さんに「子供はまだなん?」って聞かれた日。「なかなかできないですねえ~。不妊治療を(本格的に)しやないかんかもしれません(笑)」なんて会話をした日の夜。不妊治療中で産婦人科受診した妻からメールが来ました。

「○○(私の名前)、妊娠したっ 旅行はあかんて 妊娠初期は切迫流産する人が多いからって」

信じられない、うれしい! 1週間後に出発のフィリピン セブ島ダイビングツアー キャンセルしやな。そんなことを考えました。

結婚して2年、妻が30歳になる2010年、産婦人科へ通い不妊治療を始めており、先生に前月もうまく排卵してなかったと聞かされていたので正直びっくりしました。妻、よくがんばったよ。血液検査や毎月、ホルモンの注射打ったり、ものすごく痛いと言うウワサの卵管造影検査(造影剤流しX線あて卵管が詰まっていないかを調べる検査)も耐えて、ほんと頑張ってくれました。

会社から帰る車の中、赤ちゃん、、3月に亡くなった妻のおじいさんの命のバトンを受け継いだのだなあ。と感慨深くうるっとする気持になりました。ありがとうございます、おじいさん・・と。

そんなロックの日。妊娠知った6月9日でした。

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2010年6月19日

南アフリカワールドカップ開催中、友達と豊田スタジアムにオランダ戦パブリックビューイング行く日。妻が「血が出た」と言う。「だいじょうぶやろう」と軽く考え朝、自宅を出る僕。心配だということで午後ひとり病院に行く妻。激しい雨のあがった夕方、駅から豊田スタジアムに歩いている時、メールが来ました。「切迫流産で絶対安静」。日本代表を応援しようとテンションあがっていたのが一気にどんより曇り空。友達とサッカー話をしながらも心の中は「心配や心配や・・」「ああ、妻が大変な時に自分は遊んでいていいのか?今は日本代表より妻のサポーターであるべきなのに!」と罪悪感やら申し訳なさやら感じつつ、それでも緊迫のオランダ戦を観戦し、この自分の応援、ニッポンコールは妻に捧ぐ!というムリヤリに自己肯定をしたW杯の頃。

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妻、2週間ほど仕事を休み実家で安静。

なんとか胎児ちゃんは無事で、8月に妊娠5カ月の戌の日を迎えることができました。腹帯、安産祈願。「生まれる。」まで産科行ったときエコー診断後の先生の「順調です」の言葉がどれだけ有難いことか。

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2011年9月25日(土曜)
腹部エコーにて おちんちん が確認できました。男の子のようです。うれしいです(笑)。妻も嬉しそうで病院帰りのカーステから流れていたスピッツの「俺のすべて」を気分よさそうに台所で歌っていました。

つづく

今日の1曲♪
マル・マル・モリ・モリ/薫と友樹、たまにムック
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妊娠したっ! -回顧録ー への3件のフィードバック

  1. kanaconnie より:

    なんだかウルウルしちゃいました。
    こうやってみんな生まれてくるんだね。大事に大事に思われて生まれてくるんだね。
    おーちゃん、素敵なパパとママを選んだね。
    大きくなったら一緒にサッカー応援してね♪

  2. saganhama より:

    (*゜ー゜)vオハヨ♪ございます。
    やはり、生命の神秘ですよね。どんなに医学発達しようとも生命の誕生の始まりは
    不思議がいっぱいですよ。
    生命が誕生すると言う事は、数多くの偶然や必然が重なって起きる奇跡だと言ってた
    人が居られました。それだけ重い生命だと言う事をもう一度考え直してみたいですね。
    思い命を持って生まれてきたおーちゃんが元気に成長する事願ってますよ。

  3. tantan1220 より:

    おはようございます^^
    なんだかどきどきして読みました。
    とっても感動しますよね!自分も感動してどきどきして
    いたのを思い出しました(*´ω`*)
    元気に育ってもらいたいです!!!

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